ものづくりだより3号
おはようございます溶接管理技術者の上村昌也です。
アーク溶接技能者資格再評価試験を受験しました。
私が受講した検定はT-1
Tig溶接のSS400 T=3.2mm 突き合せ溶接です。
受験者全体では50人前後でした。
ステンレスTigやCo2溶接などが比較的多数いらっしゃいますが
T-1に関しては私一人でした。
SS400は裏波が出にくいのと、アンダーカットが発生しやすいので
慎重に溶接を進める事が必要になってきます。
最初にタック溶接をするのに、両面クロカワをグラインダーで
研削し、ルート面を1.5mm以上に仕上げる必要があります。
ルート面の取り忘れがあれば本溶接の試験に進めませんので
忘れないよう注意が必要です。
溶接は裏波が出るようにルート間隔を1.5ミリ前後取りました。
溶加棒はTG-S50 2.0mm を用いて行ないます。
一層目で裏波を出し、二層目(仕上げ層)はウィビングでアンガーカットを
発生させないように仕上げて行きました。
外観検査は問題なくクリア出来ていると思います。
あとは、1ヶ月後の結果まちです。
京都府溶接協会のホームページ
http://www.kyoto-yousetu.server-shared.com/custom1.html
板金薄物容器でも全周溶接も可能ですよ
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