ものづくりだより130号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
08.21.2020 ブログアップデート記事更新
今日は水圧試験の様子をご案内します。
試験の方法はいたって簡単です。
①フランジやポートなどにプラグをします。
②一箇所だけ圧力のかけれるように開放します。
③試験器からの水圧ポートをセットします。
④要求耐圧になるまでハンドポンプで圧力をかけて行きます。
試験体に水圧をかけるまでに、水道水を充満してからの方が
早く試験ができます。
⑤所定に時間まで放置しておきます。(10分程度)
⑥規定圧を維持していて溶接箇所から異常が
見当たらなければ試験は合格です。
※水圧試験の前工程として浸透探傷検査をおすすめします。
たくさんあるポートにプラグをして水圧をかけると、溶接部から
漏れてくるときもあります。
その場合プラグやフランジのボルトなどを外さなければなりませんので
大変手間がかかります。私は過去に同じ失敗を何回もやっているので
最近は面倒でも、浸透探傷試験を行ってから水圧試験を実施しています。
試験自体は簡単ですがフランジやプラグの締付けが手間がかかります。
試験後のシールテープの除去にも手間がかかるんですよ。
水圧試験装置の株式会社キヨーワさんのホームページ
50ASch10A冷却配管の製作のしかた。
https://www.kamimura.co.jp/reikyakukan-10-2020/
これは低圧試験の様子
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