ものづくりだより145号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
08.21.2020 ブログアップデート 記事更新
圧力タンクのご案内です。
空気を溜め込むためのアキュームタンクですが仕様書に漏れ試験方法が
水圧での試験を禁止されているので許可なくできる1Mpa以下の検査を
実施しました。
SS材なので水圧試験による内部のサビ発生とかがいけないのでしょうか?
1Mpa以上では高圧ガス保安法に抵触するので設備や届け出のない弊社では
1Mpa以下の試験になります。
試験方法は試験体に不活性ガスである窒素ガスを充填しゲージ圧の変化にて
判定する方法(圧力変化による漏れ試験)と試験体にガスを注入後、
発泡性の溶液を溶接箇所にかけて漏れを判定する(発泡漏れ試験)
試験方法があります。
どちらもJIS Z2332 JIS Z2329 にて決められています。
今回の試験は両方を適用しました。
各部を目視にて確認しましたが漏れはありませんでしたので合格です。
水圧試験と違い1Mpa以下とはいえ空圧の試験は危険が伴います。
空圧試験は気持ちの良いものではありませんでした。
作業が終わり一安心です。
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