ものづくりだより171号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
これだけを守ればアルミスポット溶接はこわくない!
W=430mm D=430mm H=410mm T=2.0mm
ベンダーにて折曲げ後、各コーナーをTIG溶接を行い、
内張の枠をスポット溶接しました。
アルミの場合、直流式コンデンサースポットか
インバーター式スポットでないと接合できません。
アルミ素材が熱伝導率が高いため、一度に大電流を流して
接合する必要があります。
交流式のようにジワーッと流すタイプでは接合できません。
チップの管理も厳しくスポットを数回すれば電極を
ドレッシングする事が必要になります。
この作業に手間がかかるのと、コンデンサー式なので
コンデンサーに電流を蓄える充電時間がかかります。
と言っても数秒の事ですが。弊社はオリジン製の
直流式コンデンサースポットの設備で溶接を行っていますが、
最近はインバーター式が多く導入されています。
電子制御にて電流値等を制御しやすいためでしょうか。
画像のワークのスポットはやっかいで、チップをかなり編して接合しました。
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