ものづくりだより179号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
08.19.2020 ブログアップデート
記事の内容を見直ししました。
ダイヘンA350P
待ってました。
ダイヘンA350P交直両用パルスTIG溶接機
のご案内です。
新製品を先日の溶接技術会にて見てきました。
大変魅力的な高性能溶接電源です。
実際のアークは出さなかったのですが
従来のDA-300Pとのスペックの違いは次の通りです。
性能比較
■機種 WB-A350P DA-300P
■定格出力電流 350A 300A
■定格出力電流範囲 DC:2〜350A DC:4〜300A
AC:5〜350A AC:10〜300A
■定格負荷電圧 24V 20V
■最高無負荷電圧 70V 68V
■定格使用率 40% 40%
■100%使用率 270A 190A
■パルス周波数 0.1〜999HZ 0.1〜500HZ
■パルス幅 5〜95% 10〜90%
■交流周波数 30〜500HZ 50〜200HZ
デザイン
従来機よりか良くなっています。このデザインで
今後の機種も統一されるのでしょう。
まとめ
上記のようにスペックは大幅に上がっています。
特に定格出力電流が350Aと17%アップしました。
ダイヘンさんの売りは定格出力電流と定格出力電流範囲、
交流周波数、パルス周波数が上がった事です。
また電源ケースが大きくなったのでDA-300Pでの弱点である
オーバーヒート対策もちゃんと出来ています。
それと『溶接設定ガイド』が搭載されました。
これでパナソニックのYC-300BP4よりもスペックが上になりました。
特に私が印象に残っているのは交流周波数です。結構役に立つので
状況に応じて使っています。
実はパナソニックはYC-300BP2の時代から交流周波数の
最高値は400HZなんです。
以前ダイヘンさんの技術の方にこの事を問い正すと、AC周波数なんか
400HZも必要ないですよ。
と、啖呵を切っていた事を思い出されます。
また、すでに『溶接設定ガイド』もBP4にも搭載されています。
A350Pは良い機種です。私的には、導入してみたいとも思いますが、
デジタル技術はパナソニックが一歩先をいっているような感じがします。
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