ものづくりだより189号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
2018ジャンプアップフェアー
5周年記念で盛大に行なわれました。例年より混雑していた様に感じられます。
この展示会は即売会で普段購入するよりかなり頑張ってくれている価格を
提示してくれます。
前もって購入予定の備品や道具をピックアップしておいて当日、
担当者さんと一緒に交渉すれば、出品者さんも特値をだしてくれます。
招待してもらった主催者にも多少は顔向けができて、お祭り気分です。
ただし、ついつい調子に乗り買いすぎてしまうので要注意です。
このような展示会は、楽しく見学できればそれはそれで良いことで、
どちらもWin-Winの関係が作れれば、これからの付き合いもスムーズに物事が
運ぶので、価格重視のインターネット購入にはない良いところがあります。
展示会と同時開催の勉強会は株式会社小森安全機研究所の渡部氏が
『プレス関係法令の改正とこれからの安全対策』
1安全対策を中心に考える法令改正のポイント
2プレスブレーキ用安全装置について
3タレパン、自動プレスへの安全対策が義務化
4光線式安全装置の防護範囲の拡大
につきまして学ばさせて頂きました。
安全対策につきましては、昭和55年から33年ぶりの構造規格改正(H23年7月改正)が行なわれ
国際規格との整合性を諮ることが目的でした。
改正のポイントは
◆プレスブレーキ用レーザー式安全装置が安全装置に加わる。
→プレスブレーキの安全対策が実質義務化
◆光線式安全装置の構造規格変更防護範囲の拡大
→プレス機側面や後面にも対策が必要に
◆タレパン、自動プレスへの安全対策が義務化
◆問題のある安全装置は原則使用禁止(手払い式)
特にプレスブレーキの安全装置につきましては
①131条の解釈(労働安全衛生規則)
②作業ができる安全装置を選ぶ事が重要
です。
最近は安全装置を講じずプレス機を使用させて事故が起こった場合、
会社名や作業責任者までが書類送検される様になっています。
コスト低減ばかりにベクトルが向かっている様ですが安全対策もきっちりと進めていく事が重要です。
ここ30年の統計では、プレス機の災害は大幅に減少していますがプレスブレーキの
災害は殆ど減少していません。プレスブレーキの安全対策が実質義務化になった以上は、
早急に対策が必要になります。
ここで発想の違いのお話を一つ
日本→災害が起きない様にオペレーターに教育をする
欧州→機械を安全にする
と言うことは、日本の機械は安全性に欠けると言う事ですね。
大陽日酸G&W Tさん大変お世話になりありがとうございました。
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