ものづくりだより210号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
07.211.2020 ブログアップデート
溶接技法をまとめました。
A5052 BRACKET アルミ溶接品
傷の取り方
アルミ溶接品のご案内です。
A5052 T=10mm レーザにて外周及びパーツを切断しました。
ジョブショップは最新式の加工機を導入しているので10mmまでなら
比較的きれいに切断できています。
ダブルアクションor オービタル
とはいえ、若干外面等は手を入れてきれいに仕上げる必要があります。
ダブルアクションサンダーとオービタルサンダーを使い分けまして
全体を研磨します。傷、バリ等を除去し
鋭角部をなくす作業をしています。これでかなり見栄えが違って来ます。
この後、溶接作業にかかるわけですが、アルミ板が汚れているので
アセトンで洗浄します。アルミ溶接で最も大切な前処理を手を抜くと
溶接欠陥が発生し、良好な溶接ビートが得られません。
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溶接技法
溶接電源 : Panasonic YC-300BP4
出力電流 : 交流
交流周波数 : 200Hz
パルス : NA
パルス周波数 : NA
パルス幅 : NA
電流 : 180A
パルス電流 : NA
シールドガス : He+Ar
タングステン : 純タン 3.2mm
溶加棒 : A5356BY 2.4,3.2mm
バックガス : NA
予熱 : ○
まとめ
ワークサイズは450×275 パーツ自体は小さいサイズなので、余熱なしでも
十分可能ですが、少し熱を加えてやると、低電流で溶接が可能となるので
変形も少なくて済みます。
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