ものづくりだより253号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今年の3月に続きましてヘリウムガスの値上げの通知が来ました。
今回は一本につき2800円の値上げです。2020年1月の出荷分からとの事です。
値上げの理由は、
・ヘリウム調達コストの上昇
世界最大の輸出国である米国ではBLMからの民間向けヘリウム供給が出荷制限が
継続中であり、カタールからのヘリウム出荷の当初の予定よりも減少傾向との事。
今後も世界規模でヘリウムの生産量の増加は見込めない状態。
・容器投入によるコストの上昇
需要逼迫により顧客の容器抱かえ込みの慢性化より容器不足
だそうです。新聞紙上でも確かにヘリウムのコスト上昇等の記事が取り上げられてはいますが
アルミ溶接に欠かせないヘリウムガスの再三値上げは厳しいところです。
しかし需要家としては、安定供給が最も望む事なので、値上げを飲み事は
いかしかたがありません。
ヘリウムの実態を調べてみました。4年前の資料ですが
ヘリウムの需要4台産業
・MRI
・光ファイバー
・半導体
・リークテスト
以上がヘリウム消費の4大産業ですが中でも【光ファイバー】を
製造するのにヘリウムが消費されているとは勉強不足でした。
それで溶接分野ではどのくらいなのか調べてみると6番目の消費量なんですね。
また需要が一番多いのは北米との事でした。
詳しくは次のサイトで詳しく解説されています。
みずほ総合総研レポート2015年版
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