おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
純タングステン(WP)
TIG溶接の際に使用するタングステン電極でタングステンが100%に近い
金属で通称”純タン”と呼ばれています。
このタングステンはいつ出来たのでしょうか?
最初にできたタングステンは何だったんだろうと考えますが
そもそも交流専用と認識しているので、Tig溶接は当初は直流
専用機だったんだろうかと考えたりします。
【用途】
使用用途は、交流専用でアルミ、真鍮などの溶接に適用します。
私はアルミ以外に使ったことはないのですが心中にも使えるのですね。
昨日ご説明した”セリタン”も交流に適用できますが、アーク溶接中
タングステンが溶接金属に混入してはならない場合、
純タンでしか使用できません。
【よもやま話】
今から40年ぐらい前のことですが、アルバイト先でアーク溶接機に
Tig溶接装置をつけてアルゴン溶接を行なっているところを
見た事があります。
もちろん交直両用電源装置はありましたが、その時代はTig溶接専用機が
高価だったためか、それとももっと前は、専用機がなかったのかは、
定かでわありませんが時代背景にある技術の進歩があり、
昔の人は、いろいろ苦労をされた時代でした。
まとめ
純タンはジィー、ジィーとアークのスタート性はあまり良くないのですが、
電極の先端を研ぐ必要はありません。とがらすと溶け落ちて、溶接金属に
混入してしまいますので丸いままでも問題ありません。
ラメールさんのホームページ
https://www.lamerco.com/product/r_parts/tungsten_spec.php
直流アークにはレアアースタングステンが絶対オススメです!
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