アルミMIG溶接に変更してもらってます。

ものづくりだより456号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
昨年度よりアルミMIG溶接（以下MIG溶接）の問合が増えてきまして
色々ご提案をさせて頂きています。中には現状TIG溶接で
接合している案件も、ご提案次第ではMIG溶接でも問題ないと
おっしゃるお客様が何社かありました。

MIG溶接はTIG溶接に比べ外観が若干劣りますが、CMT溶接機なら
ビートも綺麗に出ますし溶接による熱影響が少ないので抵入熱溶接が
可能となります。よって歪みも抑えられ外観も比較的制度が高いものが
出来上がります。
MIG溶接の長所、短所を見てみましょう
長所
・溶接速度が早いので抵入熱溶接ができ歪みが少ない
・溶け込みが良い
・生産性が上がる
短所
・設備がTIGに比べ高価
・ビートが粗い
・ブローが出やすい
・スタート時溶け込みが浅い
・5000系ワイヤーでスマットが発生する

など良い点悪い点などありますが、お客様の要望を
しっかり聞きましてMIG,TIG使い分けたいと思います。

参考
MIG溶接