溶接管理技術者経営ブログ

特定小型自転車リアキャリア補修溶接事例

特定小型自転車リアキャリア補修溶接事例

ものづくりだより475号
おはようございます。株式会社上村製作所 上村昌也です。

特定小型自転車リアキャリア補修溶接事例です。
ホームページからのお問合せで、修理の依頼をお受けしました。
今流行りの【特定小型自転車】のリアーキャリアの取付部分が
割れています。溶接部ではなく二番割れです。よくある事です。

キャリアに重量物を積まれて荷重に耐えきれなかったため
破断したようです。パイプ及びフレームはアルミ製です。
塗装がしてあるためにリムバーで綺麗に塗装を剥がす処理を
する必要があります。

余計なところまで剥がさないように養生をしましてリムバーを
溶接する周辺に吹き付けます。30分ぐらいすると綺麗に
塗装が浮き上がってきます。ワイヤブラシ等で除去すれば
塗装は取れます。

この後、リムバーをアセトンで綺麗に拭き取り溶接が
出来る様前準備が整います。
TIG溶接で慎重に接合していきます。障害物があるので
溶加棒が挿入しづらいですがなんとか出来上がりました。

溶接により変形しているのでパイプを矯正しまして
取付完了です。

特定小型自転車は色々制限はある様ですが免許も要らないし
ヘルメットも被る努力を要請されている乗り物なんですね。


 

 

 

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