ルーバー加工150mm製作事例
ものづくりだより476号
おはようございます。株式会社上村製作所 上村昌也です。
ルーバー加工150mm製作事例のご紹介です。
ローテクな技術ですが板金加工ではなくてはならない技術の一つです。
昔の職人さんはルーバーのことを鎧と呼んでいましたが
今はその様な言い方をされる方はいらしゃません。
それにルーバーなんかコストがかかるので違う方法で代用されています。
そもそもルーバーは何のために使うのかというと構造物内部の熱を
逃すために使われています。放熱性を上げるためですね。
一部の業界ではよく使われている様ですが、最近は見かけなくなりました。
加工方法は複合機やパンチングで連続的に追い抜いて行く工法が
一般的です。時間が掛からなく早いです。
しかしパンチングの金型サイズの関係上横幅が100mmぐらいが
限界です。それ以上のサイズが必要な場合、専用金型を製作の上
プレスで一発ずつもしくは数列並べた金型で追い抜いて行く
方法になります。
そうなると大型なプレス機が必要となります。
弊社の場合はベンダーに取り付けるタイプで、一発ずつ
追い抜いて段数を増やして行く工法になります。
今はアルミ専用にしていますが専用金型を製作し
ルーバーの幅は100mm〜200mmまで整形できます。
ただ一発ずつなので時間がかかるのが難点です。
でもなくてはならない技術ですね。
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