おはようございます溶接管理技術者の上村昌也です。
アルミニウムA5025 t=2.5mm
内R15ロール巻きのご案内です。
長さが200mmあり、アルミとはいえt=2.5mmあればかなり曲げ加工が
厳しいです。特に先端のRがきついですね。以前はウレタンロールにて
芯金を小径のものを使いロール加工していましたが、どうしても先端が甘く
なりがちでした。次工程のことを考えると面違いはあまり好ましくないのです。
結論としまして、今回よりロールをやめてベンターにて曲げる事にしました。
試作の結果、突き合わせの面違いが比較的良くなりました。このアルミ材料は
テストピースなので、だいたいの要領がつかめた所で評価は良しとします。
市販の材料(パイプ)を使えば良い?と思われる方がいらっしゃると
思いますが、実際の製品は特殊材料で規格にない製品です。
そのため、ロール巻きをして突き合わせ部分を溶接します。
実機での曲げ条件は若干変わってくるとは思いますが
今から、もう一工夫で良いものが出来上がるようにイマジネーションを
働かせます。
読んでためになる【日本アルミ協会 アルミの基礎知識】
https://www.aluminum.or.jp/basic/
アルミ溶接(TIG欠陥対策)の欠陥で困っていませんか?
https://www.kamimura.co.jp/tig-kekan/
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