ものづくりだより117号
おはようございます溶接管理技術者の上村昌也です。
A5052 A6063 ベース板のご案内です。
ワークサイズは板厚 T=20mm アングル10×100×100
H=120 W=550 D=200アングルとベース板、補強は全周溶接を実施。
アングル背面とベース板は5mm90度開先を取っています。
底面及び背面の直角、平行度出しの機械加工。上面の
ポケット穴加工が後に続きます。リブは前加工でネジを切っています。
今回は溶接変形を抑えるために治具を製作し底板、アングルを拘束しています。
溶接にあたり余熱作業を行っています。
アングルと板が最適温度に上昇したので溶接を開始しましたが、
治具の放熱が激しく、溶接をおこなっているにもかかわらず途中で、
温度が下がり溶け込み不足になりました。(真ん中ぐらいから)
ビートが不揃いで見た目も良くありません。溶接変形は比較的少なく合格レベルなのですが。
歪み防止を優先するのか、溶け込み優先かを考えると当然溶け込み優先です。
溶接欠陥ですから。今後の対策を考えていきたいと思います。
きっと役に立つ
一般社団法人軽金属溶接協会さんのホームページ Q&A
http://www.jlwa.or.jp/faq/index.html
アルミに予熱は大丈夫?予熱のやり方!
https://www.kamimura.co.jp/arum-yonetsu/
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