ものづくりだより21号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今日はアルミ板金曲げの事例です。
材料はアルミニウムA5083 O T=8.0mmの曲げ加工です。
こちらのアルミ曲げ加工はパンチ先端R=10 ダイ V=50 で曲げています。
本来ならダイRが60以上は必要なのですが曲げの立ち上がり寸法の関係上
V=50で曲げています。
今まではクラックが全く皆無だったのですが昨年一度だけクラックが入った
時がありました。材料のロット違いを指定し、購入したところ全く問題なく
曲がりました。
原因究明のためミルシートにて分析をおこなったところ全く数値の違いは
見当たらなかったため、材料商社に問合せましたが問題解決には至りませ
んでした。
現在も加工は続けていますがクラックは出ていません。
たまたま割れが生じた材料が異質だったのかもしれませんがメーカから
出てきたものですし、品質のばらつきも考えにくいのでなんとも言えません。
経過を注視しています。はっきりした対策方法が解れば報告します。
神戸製鋼 アルミ板のホームページ
https://www.kobelco.co.jp/products/almi/
販売店
https://www.zerocut-watanabe.co.jp/
アルミ板曲げのコツ
https://www.kamimura.co.jp/a5052-t3-bendr-01-02-2021/
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