【アルミ板金曲げのプロが教える!A5083厚板加工、クラックを防ぐ秘訣】
ものづくりだより21号
【はじめに】
こんにちは、溶接管理技術者の上村昌也です。今回は、アルミ板金曲げ加工、特にA5083厚板(8mm)の加工事例と、
クラック発生の原因と対策について、私の経験をもとに詳しく解説します。
【材料と加工条件】
使用材料は、アルミニウム合金A5083 O、板厚8.0mmです。曲げ加工の条件は、パンチ先端R=10、ダイV=50としました。
【加工のポイント】
通常、この厚みのA5083を曲げる場合、ダイRは60以上が推奨されます。しかし、今回は製品の立ち上がり寸法の関係で、
敢えてV=50で加工しました。ここに、弊社の技術と経験があります。
【クラック発生の原因と対策】
長年、A5083の曲げ加工を行ってきましたが、昨年、初めてクラックが発生しました。原因として、材料のロット違いを疑い、
指定ロットを購入したところ、問題なく加工できました。
原因究明のため、ミルシートで成分分析を行いましたが、数値に差異は見当たらず。材料商社に問い合わせても、明確な原因は
特定できませんでした。
考えられる要因として、以下のことが考えられます。
- 材料のわずかな成分の偏り
- 不可視な傷や内部応力
【現在の状況と今後の対策】
現在もA5083の曲げ加工を継続していますが、クラックは発生していません。偶発的な要因、例えば異質な材料の混入も考えられますが、メーカーの品質管理を考慮すると可能性は低いでしょう。
今後のクラック発生に備え、以下の対策を検討しています。
- 材料のロット管理の徹底
- 曲げ加工条件の最適化
- 材料商社との情報共有と連携強化
写真1:A5083の曲げ加工品
クラックは発生していません。原因特定の難しさが伝わります
【現在の弊社のアルミ板金曲げ加工技術】
3年前の記事と比較して、弊社のアルミ板金曲げ加工技術はさらに進化し、A5083厚板でも安定した品質で加工できるようになりました。これは、日々の技術研鑽と経験の積み重ねによるものです。
写真2:A5083厚板の曲げ加工、最新の加工事例
最新の加工技術による美しい仕上がり。技術力の向上が一目で分かります。
【まとめ】
アルミ板金曲げ加工では、様々な要因でクラックが発生する可能性があります。原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。A5083の曲げ加工でお困りの際は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社の経験と技術で、お客様の課題を解決いたします。
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アルミ板曲げのコツ
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