ものづくりだより264号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
アルミフレームの製作事例
アルミプレートを組上げフレーム状にしました。
今回は機械加工屋さんからの依頼品ですが、
削り代を少なくするために材料の厚みも
極力増やさずにしました。
材料
A5052 t=30mm 450×350×650
溶接技法
電源装置:Panasonic YC-300BP4 交流
溶接電流: 220A
交流周波数:200Hz
溶加棒: A5356BY φ2.4,3.2
電極: 純タングステン φ3.2
シールドガス : He-Ar
予熱 : 200℃
まとめ
この手の形状の品物はリブが入っているところに
角変形が発生するのと同時に直角が出にくい形状です。
仮止めには溶接テーブルを使い変形を起こしにくい様に
ジグで拘束します。そのため溶接のTigトーチが入りにくいところが
できるのと、溶接姿勢に支障があるのが難点です。
苦労した結果、角変形も最小限で抑えられ、直角もほぼ
満足がいく状態で仕上がりました。
アルミの基礎知識
https://www.aluminum.or.jp/basic/
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