おはようございます。
溶接管理技術者の上村昌也です。
アルミ溶接部品(小物)その 2 のご案内です。
小さなワークの溶接は非常にやりにくいですね。
前日に続き隅肉溶接の小さな溶接部品です。
要領としましては、次の通りです。
工法
【交流周波数を200Hz以上に高めに設定しましょう】
デジタル機なら交流周波数を200Hz以上に高く設定する事によりアークが集中
するので溶加棒も入れやすくなり、余分な所まで溶かさないので
奇麗につきますよ。特に角突き合せ時に有効です。
【予熱をしましょう】
予熱する事により、全体に熱が行き渡り電流値が低く出来るので
溶け落ちる事なく、奇麗につきますよ。
【シールドガスをAr+Heを使いましょう】
シールドガスをAr+Heを使う事により、同条件では電圧値が上がるのと
アークが集中しシールドガス100%より低い電流で溶接ができます。
Heの混合比率は50%ぐらいまでが使いやすいです。
Heが多いとアークがふらつき、溶接がやり難くなりますので注意が必要ですよ。
ワークサイズ
A5052 t-12mm
ワークサイズは100mm×180mm×80mm です。
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