【ステンレス配管溶接】小径配管の精密溶接 – 歪みを抑え、高品質を実現
ものづくりだより402号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回は、φ10-8、φ12-10という小径ステンレス配管の溶接についてご紹介します。
今回の案件では、配管に接続するプレートの高さ公差が±0.5mm以内という、
溶接構造物としては非常に厳しい要求がありました。溶接組立後、ハイトゲージで測定したところ、
公差は0.5mm以内に収まっていました。 お客様との話し合いの結果、なんとか採用していただき、
ほっとしました。
溶接はTIG溶接で行い、デメラークランピングシステムを使用しました。 製作上重要な直角度や
寸法はデメラーで事前に条件を出しているので、 あとはジグソーパズルのようにスコスコとはめ込み、
配管がスムーズに差し込めるように応力がかからない形状にして溶接を進めていくだけです。
デメラークランピングシステムのおかげで、ほとんど心配することなく作業を完了することができまし
た。 強力な拘束力により、溶接による変形が抑えられ、品質的にも問題なく仕上がりました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考
デメラークランピングシステム紹介サイト
http://www.tempos.tokyo/demmeler.html
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