アルミ溶接

【CMT溶接実験】板厚3mm A5052溶接!TIG溶接との驚くべき性能差

【CMT溶接実験】板厚3mm A5052溶接!TIG溶接との驚くべき性能差

ものづくりだより362号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回も前回に引き続き、板厚を変更しTIG溶接とCMT溶接の性能比較試験を実施しました。

【実験概要】
* 材料:A5052 T=3.0mm 50mm×250mm
* 溶接方法:隅肉溶接
* 溶加棒:TIG溶接 A5356 φ2.4mm、CMT溶接 A5356 φ1.2mm
* 目的:溶接時間、変形角度、電流値の比較

【実験結果】
* 溶接時間: * TIG溶接:80秒
* CMT溶接:30秒
* 変形角度: * TIG溶接:1度
* CMT溶接:0.5度
* 電流値:CMT溶接はTIG溶接の1/3以下

【実験結果の考察】 今回の実験でも、CMT溶接がTIG溶接を大きく上回る結果となりました。
溶接時間は半分以下、変形角度も半分となり、CMT溶接の優れた性能が証明されました。

【溶接部の比較】 CMT溶接は、のど厚もしっかりあり、見た目も優秀でした。一方、TIG溶接は
凹み気味で溶接されており、溶接速度がかなり遅いことが実感できました。

【現在のCMT溶接】 3年前の実験からさらにCMT溶接の技術が向上し、スタート時の溶け込み浅さも
改善され、安定した高品質な溶接が可能となりました。

【まとめ】 今回の実験を通じて、CMT溶接の優れた性能を改めて確認することができました。今後は、
実験結果を参考に、最適な溶接工法を選択し、お客様に高品質な製品をご提供できるよう努めて
まいります。 CMT溶接やTIG溶接について、ご質問やご相談がございましたら、お気軽に
お問い合わせください。
株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
[お問い合わせはこちら]お問合せページへのリンク
[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp

CMTへの道6

参考サイト
総代理店愛知産業さん

CMT溶接への道 6

 

 

 

 

 

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