【CMT溶接実験】板厚8mm A5052溶接!TIG溶接との圧倒的な差
ものづくりたより364号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回も前回に引き続き、板厚を変更しTIG溶接とCMT溶接の性能比較試験を実施しました。
【実験概要】
* 材料:A5052 T=8.0mm 80mm×200mm
* 溶接方法:隅肉溶接
* 溶加棒:TIG溶接 A5356 φ2.4mm、CMT溶接 A5356 φ1.2mm
* 目的:溶接時間、変形角度、電流値の比較
【実験結果】
* 溶接時間:
* TIG溶接:70秒
* CMT溶接:20秒
* 変形角度:
* TIG溶接:2度
* CMT溶接:1.0度
* 電流値:CMT溶接はTIG溶接の2/3以下
【実験結果の考察】
今回の実験でも、CMT溶接がTIG溶接を大きく上回る結果となりました。溶接時間は約1/3、
変形角度は約1/2となり、CMT溶接の優れた性能が証明されました。
【溶接部の比較】
CMT溶接は、のど厚もしっかりあり、見た目も優秀でした。一方、TIG溶接は凹み気味で溶接されて
おり、もう少し太い溶加棒が必要だったと思われます。
【まとめ】
今回の実験を通じて、CMT溶接の優れた性能を改めて確認することができました。今後は、実験結果を
参考に、最適な溶接工法を選択し、お客様に高品質な製品をご提供できるよう努めてまいります。
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CMT溶接への道 7
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