【CMT溶接VS TIG溶接】A5052溶接実験!驚きの結果と今後の活用法
ものづくりだより366号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
CMT溶接実験シリーズも今回で最終回となりました。
今回は、TIG溶接とCMT溶接の性能比較試験を実施しました。
【実験概要】
* 材料:A5052 T=12.0mm 80mm×200mm
* 溶接方法:隅肉溶接
* 溶加棒:TIG溶接 A5356 φ3.2mm、CMT溶接 A5356 φ1.2mm
* 目的:溶接時間、変形角度、電流値の比較
【実験結果】
- 溶接時間:
- TIG溶接:90秒
- CMT溶接:25秒
- 変形角度:
- TIG溶接:2.2度
- CMT溶接:1.2度
- 電流値:
- CMT溶接はTIG溶接の2/3以下
【実験結果の考察】
今回の実験でも、CMT溶接がTIG溶接を大きく上回る結果となりました。溶接時間は約1/4、
変形角度は約1/2となり、CMT溶接の優れた性能が証明されました。
【今後の活用】
今回の実験結果を踏まえ、今後はCMT溶接の活用を積極的に進めていきます。特に、溶接時間の
短縮や変形量の低減が求められる製品には、CMT溶接が最適な選択肢となるでしょう。
【まとめ】
今回の実験を通じて、CMT溶接の優れた性能を改めて確認することができました。今後は、実験結果を
参考に、最適な溶接工法を選択し、お客様に高品質な製品をご提供できるよう努めてまいります。
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CMT溶接への道 8
参考サイト
総代理店愛知産業さん
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