CMT溶接への道 5
ものづくりだより361号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回はTIG溶接とCMT溶接との材料を4種類用意をしまして
性能試験を実施しました。4回に分けましてレポートしたいと思います。
まずは第一弾として薄板からです。
今回の試験材料は
A5052 T=2.0mm 50mm×250mm 隅肉溶接です。
溶加棒
TIG→A5356 φ2.4mm
CMT→A5356 φ1.2mm
目的はTIG溶接とCMT溶接との溶接時間、変形角度の違いを
調べるために試験をしました。
結果
各項目で圧倒的にCMT溶接に軍配が上がります。
溶接時間
TIG→75sec
CMT→20sec
変形量
TIG→1度
CMT→0.5度
電流値
CMTはTIGの1/3以下の電流値
まとめ
上記のような結果が出ました。
CMTの圧勝です。しかし美観につきましては
なんといってもTIG溶接ですね。
それに歪みもかなり抑えられるので、TIG溶接のような
気密性や美観が求められないのであればこれからは
CMT工法を採用していきたいと考えています。
参考サイト
総代理店愛知産業さん
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