【溶接技術】希少部品も修理可能!ホンダ・トゥデイのエアコンパイプをTIG溶接で修復|上村製作所
ものづくりだより434号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
先日、知り合いの自動車屋さんから依頼があり、ホンダ・トゥデイのエアコンパイプの
補修溶接を行いました。
確認してみると、アルミ製のエアコンパイプに5mmほどの穴が開いていました。
この手の部品は市中ではなかなか手に入らないそうで、オークションでも見つから
なかったとのことでした。
パイプの肉厚からすると大きな穴であり、通常であれば交換が必要なところですが、
今回はTIG溶接にて補修することになりました。
エアコンパイプ内部には、ガスと一緒にオイルも多少混入しているため、アルミ溶接には
条件が悪いと言えます。 そこで今回は、パイプ内部をきれいに洗浄した後、
溶接によるパイプ内部の閉塞を防ぐために、バックシールドガスを流しながら溶接を行いました。
溶接後には、浸透探傷試験を実施し、漏れがないことを確認して作業完了となりました。
最近、溶接修理のご依頼が増えているように感じます。 長年愛用されている車やバイクの部品が
廃盤になっているケースも多く、修理のご依頼をいただくことが増えました。
そのような状況下で、当社の溶接技術が少しでもお役に立てれば幸いです。
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