ものづくりだより330号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
工場認定をもらった
弊社はISOを取得していませんがお取引先との品質協定を締結しているために
今年の初め品質管理の工場監査がありこのたび無事に合格ができて
取引先として認定を頂きました。
この工程は3年に一度監査があり、工場への審査員の方が来られて
調査される実行監査と書類等の提出ですむ監査と2種類があります。
今回は書類審査ですむ監査でした。とはいっても書類の提出作業が
半端ではないです。顧客の品質保証部門からのチャックリストや
品質マニュアルの遵守事項の確認などかなりの時間が費やされます。
提出後ハラハラドキドキしながら結果を待つこと2ヶ月。
指摘事項なしで無事に合格し認定を頂きました。
この認定を頂かないとお取引ができないので認定は重要です。
しかし品質保証部門からの要望が2点ありました。
・計測器の妥当性の確認
・検査記録の保存期限の明確化
でした。
問題は計測器の妥当性の確認です。
これは校正結果が規格から外れた場合に妥当性(遡及処置)をする仕組みが
確率できているかを、マニュアルに明記する必要があります。
弊社は以前から薄々感じていたのですが、遡及処置に対応が不十分でした。
どうしたら良いか色々と考えましたが、たまたまネットで良い答えが載っている
本に出会えました。
『ISOを活かす』
と言う書籍です。
中に『計測機器の構成はずれを早期に発見する』
ズバリ解決策は”日常点検をおこなう”です。
弊社の計測機器は『ノギス、ハイトゲージ、マイクロメーター』です。
日常点検ではブロックゲージや決められたゲージを使い毎日
寸法の確認をしていき、台帳に記載していくことにしました。
これで問題ありませんね。
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