【板金・溶接加工の品質向上!クレーム再発防止のための3つの重要対策】
ものづくりだより333号
【はじめに】
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。この記事では、板金・溶接加工におけるクレーム、特に不適合品の再発防止に焦点を当て、その対策について解説します。高品質な製品を顧客に提供することは、信頼関係を築き、ビジネスを成功させる上で不可欠です。しかし、どれほど注意深く作業をしていても、不適合品の発生を完全に防ぐことは難しいのが現実です。
社内で不適合品が見つかればまだ対応可能ですが、顧客の受入検査で発見された場合、その影響は計り知れません。顧客からの信頼失墜、納期の遅延、そして経済的な損失など、企業にとって大きな痛手となります。そこで、この記事では、不適合品の発生原因と流出原因を深く掘り下げ、具体的な対策を紹介します。板金・溶接加工に携わる皆様が、品質管理の向上を図り、顧客からの信頼をさらに深めるための一助となれば幸いです。
【不適合品発生の二つの原因】
著書によると、不適合品の発生には「発生原因」と「流出原因」の二つが存在します。例えば、寸法公差外れの製品を作ってしまったことが「発生原因」であり、それを検査で見落としてしまったことが「流出原因」となります。
【是正処置の考え方】
是正処置の解決策としては、「流出原因」よりも「発生原因」を解決する方が賢明です。もちろん、「流出原因」への対策も必要ですが、根本的な解決にはなりません。両方の原因への対策にはコストがかかりますが、顧客に迷惑をかけないことを最優先に考えるべきです。
【発生原因への具体的な対策】
発生原因への対策としては、以下の様なことが考えられます。
- 作業手順書の整備・見直し:作業手順を明確化し、誰でも同じ品質の製品を作れるようにする。
- 作業者への教育・訓練:作業者のスキル向上を図り、ミスを減らす。
- 設備・治具の改善:不良品が発生しにくい設備や治具を導入する。
- 作業環境の改善:作業者が集中しやすい環境を整備する。
【流出原因への具体的な対策】
流出原因への対策としては、以下の様なことが考えられます。
- 検査体制の強化:検査員のスキル向上、検査機器の導入、複数人での検査などを実施する。
- チェックリストの導入:検査項目を明確化し、漏れがないようにする。
- トレーサビリティの確保:製品の製造履歴を追跡できるようにする。
【まとめ】
不適合品の発生は、企業の信頼を大きく損なう可能性があります。顧客に安心して製品を使っていただくためにも、発生原因と流出原因の両方にしっかりと対策を講じることが重要です。この記事が、皆様の品質向上の一助となれば幸いです。
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