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【2024年】京都銀行新春経済講演会レポート – 賃上げ格差と日本経済の未来

【2024年】京都銀行新春経済講演会レポート – 賃上げ格差と日本経済の未来

ものづくりだより453号

今年も京都銀行新春経済講演会に参加しました。
今年のテーマは、日本経済の展望と企業戦略。特に、賃上げ格差と大企業の国内投資、
そしてDeNA南場会長の熱いメッセージが印象に残りました。

会場参加は6割、ライブ参加は4割とのこと。
ライブの方が目の前で視聴できる特等席で移動時間もないので効率が良いと思いますが
私は、平安神宮にお参りしてから会場入りしたかったので、リアル参加を選びました。
それに、大河ドラマのロケ地として平安神宮がよく映りそうな予感も…。

今年も安井頭取のお話から始まりまして一部は恒例の伊藤元重東京大学名誉教授
二部はDeNA南場会長の登壇でした。

第一部:伊藤元重氏

伊藤教授は、賃金を上げられる企業と上げられない企業の格差が
広がるのではないかと指摘されていました。
賃上げできる企業には良い人材が集まり、そうでない企業は
人材確保が厳しくなるだろうと。

また、大企業は国内に設備投資を行うべきで、それが日本経済回復の
重要な鍵になると述べられました。ビジネスモデルの変革には、
デジタルを大いに活用してほしいとも。

第二部:DeNA南場会長

南場会長は、世界における日本企業の存在感と人材について、
厳しい内容ながらも創業者の視点から熱いメッセージを語られました。

日本の企業人は入社後勉強しないのが特徴で、やらない人、覇気がない人、
安定を求めて動かない人がほとんど。やってもやらなくても給料が変わらない
年功序列システムに警鐘を鳴らしていました。

DeNAでは、優れた人材が集まっており、できる人には2倍以上の賃金格差を設けて、
人材の入れ替わりが激しいIT業界での流出を食い止めているそうです。

まとめ

今回の講演会は、以前ニデック永守会長の講演会に参加した時以来の衝撃でした。
特に、南場会長の「日本企業人はもっと勉強しろ!」というメッセージは、
私自身も深く考えさせられました。

これからスタートアップを目指す方は、ぜひ南場会長の話を参考にしてください。
必ず役に立つと思います。

京都銀行さん、今年も良い機会を設けていただき、ありがとうございました。

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