【安全・確実】マニホールドの漏れ試験を徹底解説!最適な方法とは?
ものづくりだより207号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
【はじめに】
この記事では、マニホールドの製作工程と、製作後の漏れ試験方法について解説します。
両サイドにフランジ加工を行い、テーパーソケットを溶接した後、耐圧試験(1MPa)と酸洗を
実施しました。漏れ試験は、製品の品質を保証するために不可欠な工程です。
*【マニホールドの製作】
*両サイドにフランジ加工を施し、テーパーソケットを溶接しました。その後、1MPaの耐圧試験と
酸洗を実施し、製品の耐久性と清浄度を確保しました。
*【漏れ試験方法】
- 水圧試験:
* 各ポートにプラグを装着し、ハンドポンプで水圧をかけて漏れを確認します。
* 長所:極めて簡単で安全に実施できます。
* 短所:水を使用するため、錆が発生する材料には不向きです。 - 空圧試験:
* 各ポートにプラグを装着し、コンプレッサーからのエアーで圧力をかけ、溶接箇所に
スヌープ等を吹き付けて漏れを確認します。 * 長所:材料の種類に関係なく圧力検査が可能です。
* 短所:コンプレッサーの圧力限界までしか試験できず、高圧試験には認定が必要です。 - ヘリウムリーク試験:
* 試験材を真空状態にし、溶接部にヘリウムを吹きかけて漏れを検出します。
* 長所:非常に微細な欠陥も発見できます。
* 短所:リーク試験装置が高価です。
*【考察】
*上記のように、試験体の材質や要求される精度によって、最適な漏れ試験方法を選択する必要がありま
す。当社では、各種マニホールドを多数製作しており、どの試験方法でもクリアできる高品質な製品を
提供しています。
株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
[お問い合わせはこちら]お問合せページへのリンク
[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp
SUS304マニホールド
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