おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
08.21.2020 ブログアップデート
大阪生まれの大阪育ちの山崎豊子さん原作
『暖簾』のご案内です。
親子二代にわたる大阪商人の気概を描いた小説です。
日本経済新聞朝刊で連載中の琥珀の夢 丁稚奉公からの立身出世伝も
同じですね。
物語は主人公の吾平が15歳の時に故郷の淡路島から大阪に
出てきたところから始まります。
淡路島出の者を世話する口入屋をあてにして来たが移転して
判らなくなって途方に暮れているところに年寄りに声をかかられたのが、
大阪で丁稚奉公する昆布や『浪花屋』の旦那であった。
厳しい丁稚時代を辛抱し7年後丁稚から手代になり呼び名も吾吉から
吾七と呼ばれるようになります。
2年後には番頭になり番頭名の吾助へと変わります。
27歳の春には暖簾分けを許され店を出します。
さらに物語は立身出世と続いて行きます。
この小説で良くわかるのは大阪商人が心がけていることは
『算用』『始末』『才覚』
です。実際、山崎豊子さんも実家は老舗の昆布屋の長女だそうです。
だから商売人の心得がよく理解されているとだと思います。
なんども読み直せば役に立ちますし、辛抱も大切かと。
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