【SUS304真空配管溶接品 – 綺麗な仕上がりの秘訣】
ものづくりだより144号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回は、SUS304真空配管溶接品の製作事例をご紹介します。
【製品概要】
- 材質: SUS304 50A Sch20 シームレスパイプ
- 溶接: NWフランジ溶接
- 用途: 極低真空配管
【製作のポイント】
50A Sch20シームレスパイプにNWフランジを溶接接合しました。極低真空用のため、
特に溶接の品質が重要となります。
類似品を6種類、各5〜9個溶接した後、PT試験 (浸透探傷試験) で溶接欠陥がないことを確認しました。その後、酸洗いおよび表面仕上げを行い、綺麗な仕上がりを実現しました。
【溶接条件】
- 溶接機: Panasonic YC-300BP4
- 直流電流: 25A〜90A
- パルス周波数: 55Hz
- シールドガス: Ar+H
- タングステン: レアアース2.4mm
- 溶加棒: 1.0mm
【まとめ】
少し手を加えるだけで、溶接品は綺麗に仕上がります。真空配管溶接は、高度な技術と丁寧な作業が
求められます。弊社では、様々な真空配管の製作に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
【お問い合わせはこちら】株式会社上村製作所
【電話番号】 075-982-2931
【ホームページURL】 https://www.kamimura.co.jp
NWフランジ
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