ものづくりだより169号
パルスを使ったTIG溶接
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
07.05.2020 ブログアップデート
08.19.2020 ブログアップデート
記事内容を見直ししました。
パルスを使ったTIG溶接のご案内です。
薄板に溶接には、欠かせない技術なので
最後までお読みになられて、とことん使い倒して下さいね。
材料
SPCC 1.2mm 15A ハーフテーパーソケット
溶接法
SPCC 1.2mm に15A ハーフテーパーソケットを取り付けました。
板金とソケットの厚みがかなり違いますので通常、ソケットを溶かす
電流値に設定して溶接すれば、薄い方の板金が溶け落ちて
うまく溶接ができないですね。
パルス
そんな場合、パルスを使えば簡単に溶接作業が行えますよ。
今回は、パルス周波数を50Hzに設定。このくらいに周波数を
高めておけば、溶加棒の挿入もスムーズに出来ます。
周波数を間違えますと溶加棒の挿入がやりにくいので大切なことです。
電流値はパルスとベースの設定割合を1/3を目安に決めています。
まとめ
デジタル溶接電源なら色々な設定が正確にでき、かつメモリーできるので
よく似たケースにも応用できるのが良いですね。
特にパルスを使う場合には周波数やパルス幅など細かく設定できますから
今まで薄板での溶接に問題があった事が、思いの外簡単にできる場合も
あることを引き出しに入れとければ、溶接法の幅が広がります。
絶対に使うべき技術です。
私の知り合いの溶接屋さんはパルスをほぼ100%使い溶接をされています。
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