おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
TIG溶接に使用するタングステン電極。
ランタナ入り電極棒で業界用語” ランタン”と呼ばれています。
ランタン
私は、約30年ぐらい前に使い始めました。大変高価なタングステン棒で
溶接を覚えたての初心者でしたので、良く溶加棒を、タングステンにくっつけ
ていたので、すぐに電極が消耗していたのが、思い出します。
用途
” ランタン”は、直流専用でアークのスタートが良く、電極の横から
アークすることも少なく、大変良いものです。当初はロボット用に使用
されていました。
識別
タングステン電極先端の色の識別は“黄緑”です。
純タンより蛍光色かかった黄緑色です。
まず間違えることはないでしょう。
まとめ
非常にアークスタートが安定しているので、経験上SUSの薄板に向いています。
シールド効果が高いガスレンズと一緒に使用すれば欠陥のない高品質な溶接が
可能となりますので、すごくおすすめです。
ただし電極自体の単価はセリタンより高価です。
ラメールさんのホームページ
https://www.lamerco.com/product/r_parts/tungsten_spec.php
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