【SCM440Hへの肉盛り溶接:高品質な肉盛り技術のご紹介】
ものづくりだより301号
【はじめに:お客様の「困った」を解決したい】
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。 今日の「ものづくりだより」では、SCM440H材へのブレージング溶接による肉盛り加工の事例をご紹介します。お客様から「SCM440H材に真鍮で肉盛りをしてほしい」というご依頼をいただきました。お客様のニーズを形にするために、当社の高度な技術を駆使して挑戦した事例です。この記事を通して、当社の技術力と対応力をお伝えできればと思います。
【SCM440Hへの肉盛り溶接:高品質な肉盛り溶接を実現する、当社の技術】
材料はSCM440H、直径φ50、L-150mmです。お客様からブレージング溶接のご要望があり、TIG溶接と適正な溶加棒を用いて肉盛りを行いました。
- 150℃前後の予熱を行い、低い電流で丁寧に作業を進めました。
- 溶加棒はNCU-R φ2.6mmを使用しています。
- この後、旋盤加工で外形を仕上げます。
【お客様からのご質問:ブラスとは?】
余談ですが、お客様から「ブラスブレージング溶接」のご依頼をいただいた際、「ブラス」が何か分かりませんでした。ブラスバンドという言葉から連想し、調べたところ「真鍮」のことだと分かりました。お客様に教えていただき、大変勉強になりました。
【真鍮での肉盛り溶接:お客様の期待を超える仕上がり】
お客様のご要望に応え、真鍮の肉盛り溶加棒を使い、丁寧に溶接を行いました。
写真
真鍮で肉盛り溶接後の写真
偶然にも、やけが美しい
失敗作です。肉盛りが足らないため再度やり直しです。
この後研磨です。
【まとめ:上村製作所は、お客様の「困った」を解決するパートナーです】
今回の記事では、SCM440H材へのブレージング溶接による肉盛り加工の事例をご紹介しました。お客様のご要望にお応えし、高品質な溶接を提供できたことを嬉しく思います。上村製作所では、様々な金属の溶接に対応しております。お客様の「困った」を解決するために、長年培ってきた経験と技術を活かし、最適なソリューションをご提案いたします。板金加工や溶接でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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