板金加工

薄物板金でも全周溶接が可能!変形を抑える設計・加工技術

薄物板金でも全周溶接が可能!変形を抑える設計・加工技術

07.14.2020 ブログアップデート

おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

「薄板板金の溶接でどうしても変形してしまう」「全周溶接が必要だが、歪みを抑えたい」 御社では
このようなお困り事はありませんか? 薄板板金の溶接は、熱による変形が起こりやすく、高い技術が
必要です。 特に、全周溶接が必要な場合は、変形対策が重要になります。 本記事では、薄板板金加工品
の製作事例を通して、溶接変形対策のノウハウをご紹介します。

本文

【製品紹介】

*SPCC材を使用した薄板板金加工品*

今回ご紹介するのは、SPCC T=1.2mmの薄板板金加工品です。 寸法は、W=560mm、D=540mm、H=210mmです。 全周溶接が必要な製品で、溶接変形対策が重要な課題でした。

【溶接変形の課題と対策】

*曲げ工程と治具で歪みを最小限に*

薄板板金の溶接では、熱による変形が起こりやすく、特に全周溶接の場合は、歪みが大きくなる傾向があります。 今回の製品では、以下の対策を実施しました。

* 曲げ工程の工夫:なるべく曲げ工程を多くすることで、溶接箇所を減らし、熱影響を抑制 * 治具による拘束:溶接時に治具で板を拘束することで、変形を抑制 * 歪み取り:最終的に、歪み取り作業(やいと)を実施し、製品精度を確保

【製作工程】

*曲げ、溶接、歪み取りの工程を最適化*

  1. 材料の切断
  2. 曲げ加工
  3. 溶接
  4. 歪み取り
  5. 検査

これらの工程を、経験豊富な技術者が丁寧に行うことで、高品質な製品を製作しています。

【材料と寸法】

*SPCC T=1.2mm W=560 D=540 H=210*

使用材料は、SPCC T=1.2mmです。 製品寸法は、W=560mm、D=540mm、H=210mmです。

【お客様のニーズに応える薄板板金加工】

*変形対策もお任せください*

弊社では、薄板板金加工における溶接変形対策のノウハウを蓄積しており、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供いたします。 薄板板金の溶接でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

薄板板金の溶接変形対策は、高い技術力と経験が必要です。 弊社では、お客様のニーズに合わせて、高品質な薄板板金加工品を製作いたします。 薄板板金に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
[お問い合わせはこちら]お問合せページへのリンク
[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp

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