板金加工

【SUS304保温ボックス】歪み抑制と美観を両立する溶接順序

【SUS304保温ボックス】歪み抑制と美観を両立する溶接順序

ものづくりだより138号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回は、SUS304 2B T=2.0mmの保温ボックスの製作事例をご紹介します。

製品概要

ワークサイズはW=1550mm、D=530mm、H=410mmの二重構造保温ボックスです。
内部に保温材を入れ、気密構造にしています。

溶接順序の重要性

溶接箇所が非常に多いため、溶接による歪みを最小限に抑えるために、溶接順序を慎重に検討しながら
組み上げました。溶接順序を間違えると、歪みや寸法誤差が大きくなる可能性があります。

製作の難しさ

展開構造にするのが理想的でしたが、深曲げ箇所や板の干渉箇所が多く、複雑な形状でした。

品質管理

ステンレス製品は、傷がつかないように丁寧な取り扱いが重要です。組み付け精度だけでなく、美観も
重視して製作しました。多少時間がかかっても、丁寧に製作することがお客様の問題解決に繋がります。

保護シール

保護シールは、必要最低限のみ剥がして作業を行いました。

現在の弊社の技術

2017年の記事公開後、弊社の技術はさらに磨きがかかり、SUS304溶接をはじめとする多種多様な
素材、形状に対応する高度な溶接技術を確立しています。

まとめ

複雑な形状のステンレス溶接は、溶接順序の検討と丁寧な作業が重要です。弊社では、長年の経験と確か
な技術で、お客様のニーズにお応えします。ステンレス溶接に関するご相談は、お気軽にお問い合わせく
ださい。

[お問い合わせはこちら]株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp

溶接管理技術者2級電子教材のページ
http://www-it.jwes.or.jp/we2/html5.html#page=259

ステンレス保温ケース

ステンレス保温ケース1 上村製作所

 

 

 

 

 

 

 

ステンレス保温ケース

ステンレス保温ケース2上村製作所

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