溶接管理技術者経営ブログ

パルス溶接で気密溶接

パルス溶接で気密溶接

ものづくりだより383号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

半自動溶接で気密溶接を要求されていますので
パルスを入れて欠陥のない気密溶接が可能となりました。

以前はバックステプを使い連続溶接にて施工していたのですが
CMT溶接機を導入したのでトーチをCO2用に交換しまして
パルス溶接を行いました。

利点
パルスを使うことにより電流値の強弱がはっきりとでき

溶け込み優先で設定してもベース電流を低くする事ができるので
溶接変形も抑えられるので重宝します。

パルス溶接は半自動溶接ではまだまだ普及していないようですが
パルス溶接機を導入する事で高品質な溶接がまた生産性が向上するので
イニシャルコストが高くても十分に採算がれると考えられます。

欠点
慣れないうちはパラメーターの条件出しに時間がかかります。
要領さえ覚えばパラメータの設定は無意識にできてきます。

新しい装置を使いこなすのは面倒な事です。
パルス溶接機を導入しても使ってない加工屋さんも
たくさんあると思いますが、面倒がらずぜひCO2溶接にも
パルスを使いましょう。品質向上には欠かせません。

参考
ダイヘンさんのサイト(パルス溶接を詳しく説明)


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