アルミ厚物TIG溶接事例
ものづくりだより470号
おはようございます。株式会社上村製作所 上村昌也です。
アルミ厚板の溶接事例をご紹介致します。
画像は一部分を紹介していますが製品の大きさは750×620×60mmです。
溶接はTIG溶接にて行いました。もちろん500A機です。
弊社所有のMIG溶接が効率も良く歪みも少なく組み上がるのですが
溶接ビート及び周辺の美観に関してはTIG溶接に軍配が上がります。
治具にて寸法出しを行い仮組を進めていきます。ワークサイズが
比較的大きいので仮止めが大変です。付けやすい所を狙って仮組みを行うのですが
隅肉溶接部分が多いので厄介です。しかしこの作業が一番精度出しに肝要な工程です。
仮組み後は本付溶接をしますが歪みがかなり出ることが予想出来ますので、溶接順序を考えながら
一発勝負です。材料が熱を持ってきたら後はひたすら溶接をして行くだけです。
久々に厚物ので溶接長の長いワークを組立てられました。
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