溶接管理技術者経営ブログ

【チタン溶接用治具を公開! – 3つのシールド装置と最新技術】

【チタン溶接用治具を公開! – 3つのシールド装置と最新技術】

ものづくりだより153号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

今回は、チタン溶接に欠かせない3つのシールド装置と、弊社の最新技術をご紹介します。

【チタン溶接の難しさ】

チタンは高温下で酸素と反応しやすく、酸化すると脆くなってしまうため、健全な溶接を行うには
厳重なシールド対策が必要です。

【3つのシールド装置】

  1. トーチシールド装置: 溶接金属の表面および溶接金属近傍を大気から遮断し、酸化を防ぎます。
  2. アフターシールド装置: 高温になった溶接部および熱影響部が空気に触れて酸化するのを防ぐため、
    450℃以下になるまで冷却します。
  3. バックシールド装置: 裏波溶接に必要で、酸化防止のために使用します。

これらの装置には、通常アルゴンガスを多めに流し込みます。

【溶接法】

チタン溶接自体は、さほど癖がなく、溶融池も綺麗に形成され湯流れも良好ですが、酸化させないことが
重要です。溶接の際は、冷却機能があるパルスを使用することで、コンタミネーションを抑制できます。

【弊社の現状最新技術】

最近導入したPWTウルトラシールドノズルは、アークシールドとアフターシールドの配管が一体化され
ており、取り回しが楽になりました。通常のシールドガス流量よりも多めに流す(毎分15〜20l)
必要がありますが、軽量で作業性が向上しました。突合せ溶接であれば、十分なシールド効果が
得られます。

また、TP340箱物の溶接には、トレーラタイプのウルトラシールドノズルを導入しました。
慣れない点はありますが、シールド性能は抜群です。さらに、大口径のウルトラシールドノズルも
導入し、様々なサイズの製品に対応できるようになりました。
※購入価格は6万円強です

【まとめ】

チタン溶接には、高度な技術と適切な設備が不可欠です。弊社では、最新技術を駆使し、高品質な
チタン溶接を提供しています。チタン溶接のご依頼は、ぜひ弊社にお任せください。

【お問い合わせはこちら】株式会社上村製作所
【電話番号】 075-982-2931
【ホームページURL】 https://www.kamimura.co.jp

 

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TP340箱物の溶接をするのに手持ちのジグでは酸化の恐れがあるので
トレーラタイプのウルトラシールドノズルをデモして頂きました。
慣れないので使いにくい所はあるのですが、シールドは問題なくできています。
売価は10万円ぐらいです。

もう片方は大口径のウルトラシールドノズルです。
コーヒー缶ぐらいある大変大きなノズルです。

 

03.04.2020 更新

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