溶接管理技術者経営ブログ

【S45C肉盛り溶接】高品質な仕上がり!銅肉盛りの秘訣と注意点

【S45C肉盛り溶接】高品質な仕上がり!銅肉盛りの秘訣と注意点

ものづくりだより370号

おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。 今回は、S45Cへの銅肉盛り溶接について解説します。この記事は、前回の記事でご紹介したリピート品に関する詳細な技術情報と、高品質な仕上がりを実現するためのノウハウをまとめたものです。

【S45Cへの銅肉盛り溶接とは?】
S45Cは、機械構造用炭素鋼鋼材の一種で、強度と靭性のバランスに優れています。この材料への銅肉盛り溶接は、表面に銅を溶接することで、耐摩耗性や耐食性を飛躍的に向上させる技術です。特に、機械部品や金型など、高い耐久性が求められる分野で活用されています。

「S45Cへの銅肉盛り溶接の施工例。美しいビードが品質の高さを物語ります。」

【今回の溶接条件】
今回の溶接では、以下の条件で作業を行いました。

  • 材料:S45C
  • 溶接方法:TIG溶接
  • 溶加棒:専用の肉盛り溶加棒
  • 予熱:実施

これらの条件は、高品質な溶接結果を得るために最適化されています。特に、専用の溶加棒を使用することで、母材と溶加材の親和性を高め、安定した溶接を実現しています。

【溶接のポイントと課題】
銅肉盛り溶接は、見た目以上に高度な技術を要する作業です。特に、ビードとビードの重なり部分(ラップ部分)で欠陥が発生しやすいという課題があります。ブローホールは、その代表的な例であり、溶接品質を著しく低下させる原因となります。

【ブローホールの発生原因】

  • 溶接時の溶融プールの温度管理不足
  • 溶加棒の選定ミス
  • シールドガスの不純物混入

これらの原因を特定し、対策を講じることが、高品質な溶接には不可欠です。

【ブローホール対策:高品質溶接の秘訣】

  • 適切な予熱:溶接前に母材を適切な温度まで加熱することで、溶融プールの温度を安定させ、ブローホールの発生を防ぎます。
  • 適切な溶加棒の選定:母材と溶接条件に最適な溶加棒を選定することで、溶接部の品質を向上させます。
  • シールドガスの管理:高品質なシールドガスを使用し、不純物の混入を徹底的に防ぐことで、安定した溶接環境を維持します。
  • 慎重な溶接:溶接速度や電流を精密にコントロールし、熟練の技術者が慎重に作業を行うことで、高品質な仕上がりを実現します。

ブローホールや溶け込み不良の写真

上村製作所では、S45Cへの銅肉盛り溶接をはじめとする、多岐にわたる精密板金加工に対応しております。私たちの強みは、高度な技術力と豊富な経験に基づいた、高品質な溶接技術です。お客様のニーズに合わせ、最適なソリューションを提供いたします。

【まとめ:高品質な溶接は上村製作所へ】
S45Cへの銅肉盛り溶接は、高い技術力と豊富な経験が求められる作業です。上村製作所では、これらの条件を満たし、お客様に高品質な製品を提供することをお約束します。精密板金加工や溶接に関するご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
[お問い合わせはこちら]お問合せページへのリンク
[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp
参考サイト

ニツコー熔材工業株式会社

 

◎LINE公式アカウントからのお問い合わせ

友だち追加

URL  https://lin.ee/5RPHEip 

著作権及び免責事項:
本記事の内容の詳細については、「免責事項」ページをご確認ください。
Copyright© 2025 KAMIMURA corporation All rights Reserved.

当サイトに関わるあらゆる著作物・知的財産は株式会社上村製作所 上村昌也に帰属します。無断転載禁止

 

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP