【チタン加工の難関突破!M2ネジ立て成功の秘訣】
ものづくりだより167号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回は、【チタン3mm板へのM2ネジ立て加工及び曲げ加工】についてご紹介します。
【製品概要】
- 材料:TP340 T=3.0mm(純チタン2種)
- 加工内容:レーザーカット、小径ネジ穴加工、M2ネジ立て、曲げ加工
【加工のポイント】
- 【レーザーカットと小径ネジ穴加工】:
- レーザーで正確な形状にカットし、ドリルで小径ネジ穴を加工しました。
- 【M2ネジ立て】:
- 最も神経を使った作業です。
- チタンは熱がこもりやすく膨張するため、タップが折れやすいです。
- 回転数を落とし、慎重にタップを立てることで、折れることなく成功しました。
- 【曲げ加工】:
- ハンドブックの指示通り、内R3で曲げ加工を行いました。
- 全10枚の加工を完了しました。
- 【納品準備】
- 精密機器であるため窒素ガスを封入し納品しました。
【チタン加工の難しさ】
- チタンは熱伝導率が低く、加工中に熱がこもりやすいです。
- 熱膨張により、タップやドリルが折れやすいです。
- 加工硬化しやすく、切削抵抗が大きいです。
【成功の秘訣】
- 回転数を落とし、切削油を適切に使用する。
- 刃物の材質や形状を適切に選定する。
- 加工手順を工夫し、熱影響を最小限に抑える。
【お客様へのメッセージ】
チタン加工は難しいですが、弊社では長年の経験と技術で、高品質な加工を実現します。
チタン溶接加工に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
株式会社上村製作所
[電話番号]075-982-2931
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[ホームページURL]https://www.kamimura.co.jp
チタン曲げ加工
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